インの強い流れが続いた最終日。しかし優勝戦では大波乱が待っていた。スタートで後手に回った1号艇高田明が1Mで伸び返したが、その際に相次いで艇が接触するアクシデント。コンマ14のスタートから冷静にまくった3号艇林美憲(45=徳島)に凱歌(がいか)が上がった。「展示での感触は悪かったけれど、水面に助けられた。戸田は好相性ですね」と落ち着いた表情でレースを振り返った。林は19年10月三国以来、通算62回目のV。今年初Vを果たし、満を持して次節の丸亀G1四国地区選へ向かう。なお、2着には6号艇佐竹友樹、3着には2号艇市川哲也が入った。