ファンとの距離が「密」なガールズ選手だからこそできることがある。本場での観戦だけでなくイベントも行えない現状に、居ても立ってもいられない。彼女たちは立ち上がりました。医療従事者へのエール、ファンとの触れ合い…。参加を決めた「エールオークション」は、その2つを同時にかなえるすてきなツールです。

ガールズケイリン・エールオークションのチラシ
ガールズケイリン・エールオークションのチラシ

新型コロナウイルスの感染予防対策で無観客開催となってから、3カ月が過ぎようとしている。緊急事態宣言が解除されても、通常開催のメドは立っていない。

日ごろ、ファンとの距離が近いガールズケイリンの選手たちは、ファンのため、社会のために何か貢献できないか? とアイデアを出し合い「エールオークション」への参加を決めた。落札代金は「新型コロナウイルス感染症・医療崩壊防止活動支援募金」に寄付される。

1日には105期の清水裕友、渡辺雄太、石塚輪太郎が日本赤十字社へ200万円の寄付を行った。触発された同期(女子106期)メンバーから、今回のプロジェクトは動きだした。

代表の高橋梨香は言う。「ガールズケイリンはこれまでファンの方々に支えていただいてきた。無観客開催が続き、イベントも自粛。触れ合える機会が減ってしまったが、このオークションを通じて選手を身近に感じていただけたらうれしい。これが賛同してくれた選手みんなの思いです」。

レース開催中の選手や練習グループなどを通じて募ると、30人ほどの協力が得られることになった。石井寛子、奥井迪、小林優香、高木真備、児玉碧衣といった人気選手も名を連ねる。商品のラインアップも期待できる。奥井が昨年のガールズグランプリで着用したジャージーは、1点もののお宝。小林、高木、児玉の声で起こしてくれる目覚まし時計は、ガールズならではのアイデア商品だ。


奥井迪がガールズグランプリで着用したジャージー
奥井迪がガールズグランプリで着用したジャージー

5月のガールズケイリンは開催9回に対して中止が14回もあった。巡り合わせの悪い選手は3連続や4連続で中止になり、2カ月近く走れないケースもあった。「早くたくさんのお客さんの前で走りたい」。ファンとの絆を大切にするガールズ選手たちの思いがこもったオークションに、参加してみませんか。


期間は6月1日午後6時~7日午後11時まで。「ヤフー」のエールオークションにアクセスし、【ガールズケイリン】で検索すると出品が見られます。