「レディースチャンピオン開幕直前コラム」最終回は、初日12Rドリーム戦を展望する。1枠の平高奈菜(33=香川)は、負傷明け最初のレースとなり、どこまで体調が上向いているのかが気になる。2枠の平山智加は多摩川4節連続優出中と水面相性がいい。

ドリーム戦1枠には、選考勝率1位の平高奈菜が座る。ただ、6月下関ヴィーナスシリーズで2カ所を骨折する大けがをした。今節はそれ以来のレースとなる。どこまで負傷部分が治っているのか。体調とレース勘が注目される。

2枠の平山智加は今年8度の優出で4度の優勝と安定したレース運び。多摩川は4節連続優出中と好相性。エンジンを的確に出すことが多く、今大会も快速に仕上げるか。初のレディースチャンピオン制覇を目指して好発進を決める。

大会連覇を目指す大山千広は、5枠での登場となる。多摩川は過去に3節しか走ったことがなく、実績に乏しい。それでも今の実力なら、水面相性は関係ない。鋭いまくり差しで1Mを突破する。

守屋美穂は今期(5月以降)勝率が7点オーバーと好調をキープする。7月浜名湖で優出した時は、チルト1・5度の一撃仕様にするなど、思い切った調整をすることもある。4枠で攻めの姿勢を貫く。

松本晶恵はコンスタントに優出して安定感は抜群。巧みに大外から切り込む。遠藤エミは女子屈指のターンスピードが魅力。センター3枠から積極果敢に仕掛ける。【古村亮】(おわり)