S級経験のある堀兼寿(26=岐阜)が、再浮上を目指して奮闘している。昨年は春先の落車で重傷を負い、冬場には腰椎ヘルニアに苦しんだが、ようやくリズムが一変。前場所の小倉ナイターで4カ月ぶりに決勝進出(6着)し、今節の予選3Rはロングまくりで2着に粘った。

モーニング開催でレースが早朝ということもあり「バンクも踏んだ感じも重い」と振り返るが、「今日は6時ぐらいから体を暖めた。腰のケアをしっかりしていて、体は問題ない。練習の成果も出ている」と続けた。ダッシュ、スピードはS級で見せ場を作った一昨年の夏場に少し近づいた。2日目の出番は準決7R。快進撃が続くルーキー伊藤旭の行く手を阻みたい。