菊池岳仁(20=長野)が悲しみを胸にしまい込み、オープニングレースを快勝した。

1予1Rは、前受けからいったん引いて、打鐘前からたたいて先行。別線にまくらせず、番手にも差させずの逃げ切り勝ち。「積極的にタイミングを逃さず行けた。明日(2予)以降も1戦1戦、力を出し切りたい」と好仕上がりを口にした。

だが、前日に同期・117期の成清龍之介さんが練習中の事故で死去したことを振られると「今朝の新聞で知りました。養成所時代は隣の部屋だったし…驚きました。レースでは考え過ぎてはいけないと思って走りました。今、自分ができることは走ることだけ。開催が終わったら、いろいろ考えたい」と、つらそうな表情を浮かべた。