今年に入って杉沢毛伊子(35=静岡)は8場所中、決勝進出が4度とリズムがいい。

好調の裏には悲しい出来事があった。「昨年11月、母が交通事故で亡くなって…。かなり落ち込んでいたけど、篠崎(新純)や(鈴木)美教が練習に誘ってくれた」と話した。ちょうど、ホームの静岡バンクが改修で使えず、富士市の実家から伊東やCSCに通ったそうだ。悲しさを忘れるため、がむしゃらにトレーニングをした。「その反動で、今は(疲れが)来てます」と苦笑交じりに話すが、ガ予1・6Rは梅川風子、坂口楓華の2強を相手に「自在」と、見せ場を作る。