【舞台裏】DeNA死闘制すサヨナラ生還 借金15から勝率5割へ導いた準備と判断力

DeNAは、9月14日の巨人戦(横浜)で今季6度目のサヨナラ勝ちを収めました。4時間43分の激闘を制し、5月16日以来の勝率5割復帰となりました。同点の延長12回、無死一、二塁から、古市尊捕手(24)が投前にバント。捕球した巨人ライデル・マルティネス投手(29)が一塁に悪送球する間に、二塁走者の松尾汐恩捕手(22)が一気に生還しました。

球界屈指の守護神マルティネスを攻略しましたが、悪送球の間になぜ、松尾選手は一気に本塁まで生還できたのでしょうか-。劇的な勝利を飾った「舞台裏」に迫ります。

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★「The Backstage」

ドラマは注目シーンだけが、見どころではありません。目立たないところにも、さまざまなストーリーが詰まっています。舞台裏で、記者が見て、聞いて、思った話をお届けします。

★サヨナラ生還の舞台裏

  • マルティネスの悪送球を見切った松尾の冷静な判断とは
  • 「気持ちで転がしました」古市の絶妙バント
  • 借金15から勝率5割復帰 光った「準備」と「判断力」

◆松尾汐恩(まつお・しおん)2004年(平16)7月6日、京都・精華町生まれ。川西小1年で野球を始める。精華中では京田辺ボーイズに所属し、ボーイズ日本代表選出。大阪桐蔭では2年春から4季連続甲子園出場。22年ドラフト1位でDeNA入団。24年に開幕1軍入りし、4月2日の阪神戦(京セラドーム大阪)でプロ初安打。昨季まで通算104試合、52安打、打率2割4分3厘、4本塁打、19打点、1盗塁。178センチ、84キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2300万円。

DeNA対巨人 サヨナラ勝ちし喜ぶDeNAナイン(撮影・増田悦実)=2026年9月14日

DeNA対巨人 サヨナラ勝ちし喜ぶDeNAナイン(撮影・増田悦実)=2026年9月14日

「シオン」コール 絶対的守護神マルティネスに挑む

鳴り物を使った応援は禁止となっていた。時計の針が午後10時半を超えた同点の延長12回裏先頭、DeNAは代打で松尾がコールされた。対する巨人のマウンドに上がったのは、絶対的守護神のマルティネス。引き分けも頭をよぎる中、スタンドのファンから「シオン」コールで背中を押され、松尾は打席に立った。

DeNA対巨人 巨人10番手で登板したライデル・マルティネス(撮影・増田悦実)

DeNA対巨人 巨人10番手で登板したライデル・マルティネス(撮影・増田悦実)

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。