中沢和志(44=埼玉)が激戦シリーズを7戦6勝、2着1度の準完全Vで乗り切った。

枠なりの3対3に収まった優勝戦は、インからコンマ12のトップスタートを決めて逃げ切り、多摩川に続く連続優勝、地元は16度目、通算69度目の優勝を飾った。

今節は西島義則、西田靖ら名うての内志向選手が多く、進入からドキドキ、ワクワクの連続。それでも中沢は圧倒的なレース運びで地元の責務を果たした。「行き足が良かったのかな。ギアケースもやってないし、ペラ調整だけ。(今節は)進入から盛り上がっちゃって。そっちにばかり意識がいってたよ」と冗舌に笑った。

休む間もなく、明日17日は桐生前検日。「ゴールデンウイークもあるし頑張るよ」。現状の流れを持続したまま、5月1日には再び戸田へ戻ってくる。