白石健(43=兵庫)が勝負駆けに追い込まれた。

得点率は22位タイ(5・60、5走28点)で、準優ボーダー6・00(6走36点、7走42点)に想定すると、2走14点が予選通過の条件だ。

節間中、白石は苦戦を強いられた。1走目は不良航法を取られて減点10。68号機も中間整備の効果はなく、調整に悪戦苦闘した。「初日2走は(足は)下の下で最悪でしたね」と振り返った。

しかし、チルトやペラ調整を実直に行い、ムードは上がった。「下の下が並になったくらいです。レースできるレベルにはなった。(ただ)ばしっと来ていないですね。ずれている感じがある」と分析。「起こしはいいけど、出口とかターンマークあたりがばしっと来ていない。ギアケースを点検したり、ペラの開きを見ます」と、最後まで機力アップに励む。

4日目は4R5枠、11R1枠に乗る。巧みに舟を運び予選突破を決める。