永塚祐子(35=神奈川)が笑顔で小倉競輪場に乗り込んできた。

ここは2月に決勝で落車し、鎖骨や腰椎などを骨折した因縁の場所。「まだ背骨が曲がらないから一体感がない」と、けがの後遺症に苦しんでいるものの、気持ちは切れていない。「ゆっくり自分と向き合いながら足を戻していきたい。焦らずいこうと思う」と前を向いた。

落車はしたが、小倉は「走りやすかった」と好印象。予1・7Rでは優勝候補筆頭の石井寛子を積極策で苦しめる。