チャレンジ決勝10Rは、佐藤健太(33=福岡)が、上野恭哉の番手まくりに続いてゴール前で差し切り、前回松山に続く連続V。特昇がかかっていた徳田匠は、3着に敗れた。

ライン4車の結束は、ストップ・ザ・徳田が最大目標だった。「あいつら(徳田と同期の北川大成と上野)が阻止したいと言った」ことが、ラインの結束を生んだ。佐藤自身も3番手で徳田を打鐘過ぎと最終バック過ぎの2度もけん制。それでも、踏み込んでくる徳田を振り切って、上野との直線勝負を制した。

「きつかったけど、自分が頑張らないと周りが緊張するからね。頑張ることで周りを最大限に引き出せた。いいレースだった」と佐藤に続いた瀬口匠を含め、ラインでの勝利に笑みが自然とこぼれた。最後は2着の上野恭哉とともに、ファン制作のタオルを掲げて写真に納まった。