鈴木陸来(24=静岡)がめきめきと頭角を現してきた。予選8Rは、埼玉勢にたたかれても、すぐさまたたき返して5車身差の圧勝。走るたびに評価を上げている。

「小田原記念の後に師匠(新田康仁)と山梨で高地トレーニングをした。そこから冷静に走れています」。直後の富山でS級初の決勝進出。合宿の効果はてきめんだった。

前検日には、同期の山口拳矢のビッグ初Vを宿舎で観戦した。「普段はあまり同期のレースを見ないようにするんですけど、昨日は見ました。もちろん刺激になりました」。

準決10Rは、松岡健介、高橋築が相手。小細工無用の先行策で、2場所連続の決勝進出へと突き進む。