桐生順平(35=埼玉)が1周2Mの逆転差しで優勝。14度目のG1制覇、通算50度目の優勝は、1000勝のメモリアル勝利で飾った。平尾崇典は悔しい2着。3着は山口剛が入った。

簡単には勝たせてくれなかった。1周1Mは山口のツケマイを受け止め、ターンが少し流れた。わずかな隙を、超抜に伸びる平尾が許さず、差し伸びた。「(1Mは)自分のターンミスもあったし、足の差は感じた」。それでも、1周2Mで3番手の山口が切り返し、一瞬、ちゅうちょした平尾の内を瞬時に差し返した。「2Mは冷静に回れました。(地元の周年を勝てて)真っ先にうれしさがくるし感謝ですね」。

メモリアルな勝利は、もちろん通過点。今年も年末のSGグランプリ制覇を目指して走り続ける。「目の前の1戦1戦を頑張っていきたい」。次節の桐生G1関東地区選(7日~)では、大会連覇を目指す。