デビューからわずか2年1カ月、126期の大沢風葵(21=群馬)が、優出3度目にして初優勝を飾った。1Mは強気に攻め、2Mは冷静にさばいて逆転勝ち。大胆かつ冷静に勝機をつかんだ。

進入の変化にも瞬時に対応した。展示は枠なりだったが、本番は5コースへ回された。「塩田(北斗)さんのピット離れが良かったので、もしかしたらダッシュかなと思っていました。全速でいいスタートが行けました」。コンマ12のトップタイスタートを踏み込むと迷わずに内を強襲。その攻めは届かなかったが、2Mで先行艇がもつれた隙を逃さなかった。「伸びも回っての押しも良くて申し分がなかったです。大満足です」とエース機候補と呼び声の高い57号機を絶賛した。

これで前節に続く2節連続優出。近況はめきめきと力をつけてきた。「今期はA級に上がれるように。成長できるように頑張ります」と意気込んだ。さらに「師匠のお父さん(大沢普司)、群馬支部の先輩や同期、応援してくれる方々に(優勝を)報告したい」と声を弾ませ、関東勢に水神祭の祝福を受けた。