12Rで優勝戦が行われ、宇野弥生(36=愛知)がしっかり逃げ切り、昨年12月の住之江G3クイーンズクライマックスリリーズ以来、通算19度目の優勝を飾った。

12秒針が動く直前に、まさかのアクシデントが起きた。「時計が回り始めるところで、エンストをしてしまった」。それでも、コンマ10のトップスタートを決めて、1Mを先制。3コースからまくり差す小芦るり華を退けて、バックで独走態勢を築いた。

ボートレーサーとしての本能で優勝をつかんだ。「何も覚えてないです。1Mとか…、それどころじゃなかった」と苦笑いした。2コースから差した日高逸子が2着、3着には前原哉が入った。

びわこは18年6月のヴィーナスシリーズ以来、2度目の優勝。「今節は比較的、風が吹かず、うねりも少なかった。びわこにしてはいい水面だった」と、振り返った。

次節は、21日から地元蒲郡のG2レディースオールスター。「しばらく間が開くので、しっかり休みます」と英気を養う。最後に「これからも、私らしく走ります」とおなじみの言葉で締めくくった。