関東ホープの畑田汰一(24=埼玉)に強烈なカンフル剤が注入された。

昨年9月多摩川ヤングダービー以来、6度目のG1参戦を前に、ピットにあるモニターに目がとまった。そこには同じ時刻に行われたG1四国地区選の優勝戦を、122期同期の中村日向が制した様子が映し出されていた。

「仲がいい日向が勝って良かったっす。すぐにでもメッセージを送りたいぐらい。こっちは実力不足。とっくに先を越されている。でも、そろそろ頑張らないと」と、自らに言い聞かせるように言葉を続けた。

江戸川では20年5月に2コースまくりでデビュー初優勝を飾っている。「水面に悪いイメージはない。気合を入れ過ぎずに集中したい」。初日は10R4枠の1走入魂。伸び型で複勝率43.6%の23号機を駆り、カド一発といきたい。