昨年末のガールズグランプリで鎖骨を骨折した児玉碧衣(27=福岡)は今年、大きく出遅れてしまった。現時点で賞金ランキングのトップ20に名前がないのは、異常事態だ。

しかし、悲観はしていない。「別府のガルコレ(3着)は気持ちに余裕がなかったし、悔しい思いもした。でも、課題が見つかって、また上がっていける手応えはありました」。

復活までのシナリオも明確にある。照準は、ガールズケイリン初のG1・「パールカップ」(6月岸和田)だ。「小田原の後に、鎖骨のワイヤが取れる。動きやすくなると思うし、そこに向けて上げていきます」。

ガ予1・7Rに児玉を脅かす機動型は見当たらない。順当に勝ち上がって、決勝でナショナルチームの梅川風子を討ち取るのが今回のテーマだ。