6日間で行われた百花繚乱(りょうらん)の今シリーズの最後を飾ったのは、女王田口節子(42=岡山)だった。「風も止んだのでスタートを慎重に入れよう、1Mはしっかり回ろうと気持ちを入れました」と話すように、コンマ12のスタートを決め、インから押し切った。22年12月の住之江G1・クイーンズクライマックス以来の優勝。今年初勝利。通算69度目。2着は寺田千恵、3着は孫崎百世。

「ほっとしてます。正直逃げられる気配はなかったです。(エンジンは)全部ひと通りやることはやったけど、思った仕上がりには最後までならなかったです」と決して満足いく状態ではない中でたどり着いた優勝。ただ、優勝はしたものの「正直、(土屋)南がああいうことになってちょっと複雑ですが…」と準優12R1着も不良航法で賞典除外になった土屋選手をきづかった。

集まったファンに「地元で走るときは気持ちを入れて走ってますので、応援よろしくお願いします」と話した。

「(優勝できて)大満足です」この言葉が厳しいエンジンで戦ったことを物語っていた。

次走は4月12日~17日に行われる、大村G2モーターボート誕生祭に登場予定。