準決11Rの柿沼信也(39=埼玉)は中島将尊の番手から抜け出し、連勝を決めた。
3番手を固めたのは数々の修羅場をくぐってきたファイターの宗景祐樹。競走得点だけで判断して簡単に番手を譲る選手ではない。
前日、並びを決める際に柿沼は、宗景との競りも覚悟していた。そして、来期S級で追い込みとしてやっていく決意を真摯(しんし)に伝えた。折り合いが付いたとはいえ、柿沼は“宗景の前を回る”意味をひしひしと感じながらレースに臨んだ。「緊張でずっと胃が気持ち悪かった。中島君とワンツーが決められて良かったです」。重圧から解放され、ようやく笑顔で宗景と写真に納まった。
宗景は「(番手で戦うような)時代じゃないとか言われるけど、時代はみんなで作っていくものでしょう」。さまざまな個性があっていいと熱く語った。
柿沼にとってこの一戦は、今後の選手人生の大きなターニングポイントになったかもしれない。





















