12Rでスーパースター王座決定戦が争われ、鈴木圭一郎(30=浜松)がトップスタートから10周回を逃げ切って優勝。2着に青山周平、3着には佐藤貴也が入った。鈴木圭はこの優勝で年間獲得賞金が1億1487万6899円で24年のオート界賞金王となった。
始まりから思わぬ展開が待っていた。1枠青山周平、4枠黒川京介がともにスタートに失敗し、出遅れる。2枠からトップスタートを切ったのが鈴木圭だった。
「スタートラインに立った心境は2番手に切りたいなあと思ってました。(逃げる形になり)どうしようって。最高でもあり、逃げられるかな、の不安もあったが、まあやれるだけの開けっぷりで逃げようと思って走りました」。オート界随一の快速を発揮して後続を一気に引き離した。
一方、7番手スタートから怒濤(どとう)の追い上げを見せたのが青山。2周回で4番手、4周回目に2番手に上がって鈴木圭を追うが、その時点でかなりの差があった。じわじわとは差が縮まるが、結果的にはセーフティーリードを保った鈴木圭が押し切り、大会3度目の制覇を果たした。
涙が止まらなかった。まずはゴール後のガッツポーズの最中にヘルメットの中で涙がこぼれた。そして表彰式。整備などを手伝ってくれた同期に感謝を述べている間にも感極まった。「同期や、こんなにお客さんが応援してくれてたんだな、って思いもあって…」。うれし涙が頬を伝った。
「今年(2024年)にSG取れてなかったことは自分の中でひっかかってましたね。取れそうな時に取れない全日本選抜から始まり、G1は取れていたけど、なんかSGの流れがすごく悪くて。前回(日本選手権)なんか、優勝戦にも乗れず、今までのオートレース人生で一番(状態が)悪かったし、いろんな思いのある1年でしたね」と振り返ったが、最後に大きな結果を残した。
2024年に史上最多の114勝を挙げたことについては「すごいですね。あまり勝てたイメージのない1年だったので」。来年の抱負は「体を壊さないように頑張ります。この喜びは忘れて、リセットします。上だけを目指します」。2025年も圭一郎イヤーにすべく、ひたむきに精進を重ねていく。





















