逃げっぷりが自慢の後藤大輝(24=福岡)が初日特選12Rを控え、大きな発奮材料を得た。展開は3分戦。河端朋之率いる中四国勢が別線になり、後位を北日本の阿部拓真と佐藤友和が固めることになった。一見すると即席ラインでも、実は浅からぬ因縁があった。
少年時代の記憶をたどる。競技用レーサーに慣れようと必死だった高校時代、部活で乗り込む久留米バンクで夕暮れどきに、冬季移動でそこを拠点にしていた佐藤友和の姿を見ていた。「あっ、S級S班だったこともある佐藤さんだって。そのときについ、一緒に写真を撮ってくださいと。特選はその佐藤さんが自分のラインに」。
もちろん、思い出に浸るのは前検日まで。約2週間後には前橋G1(23~26日)が控えている。「前橋をにらんで、かなり強めに乗り込んできました。そこにつながるよう、しっかり走っていきたい」。さまざまな思いを胸に、内容重視で一目散の逃げに打って出る。





















