この勝利は、他の競技にもいい影響を与えるだろうな。各種目の日本代表選手たちもいい刺激を受けたはず。アルゼンチンもブラジルも勝てなかった南米予選1位のパラグアイに5-0の快勝だ。
実力もツキもあったね。前半はMF三戸、MF斉藤、MF平河が良かった。俊敏な動きで相手を翻弄(ほんろう)したし、いい形で先制できた。早い時間帯に相手が10人になり、楽な展開にもなった。ワールドカップ(W杯)ロシア大会のコロンビア戦を思い出したね。
パラグアイは南米チームらしくなかった。欧州スタイルのサッカーだったね。ドリブルで崩したり、もっと積極的にサイドから来られたら、日本は苦戦したはずなのに、前線にボールを放り込んできた。この展開なら、日本は簡単には崩れない。
中2日で次のマリ戦。3月の親善試合で1-3でやられた相手だ。当時、マリはしつこくサイドを狙ってきた。中央ではドリブルで日本の中盤と守備ラインを苦しめた。日本が苦手とするタイプ。データ管理や分析力にたけている日本が、どう対処するか、楽しみだね。
それにしても5点差勝利は大きい。1次リーグ全体に影響する点差だ。得失点差などを考えると今後、局面や時間帯によっては、戦い方を選択できる利点がある。選手交代にも余裕が持てるだろう。
選手の動きを見ると、大会前のコンディション調整がうまくいったのだろうな。出場した全選手が、ほぼベストの動きだった。18人で中2日の試合をこなすハード日程の今大会で、体調管理は試合結果に直結する。負傷交代した平河が心配だけれど、みんないいコンディションで大会を戦い抜いてほしいね。
(日刊スポーツ評論家)(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「セルジオ越後「ちゃんとサッカーしなさい」」)




