2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会後、初の試合に臨んだ日本(FIFAランキング17位)はウルグアイ(同20位)に快勝した。日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏(81)は再スタートの勝利を称賛しつつ、あくまで8人交代が可能だった親善試合の事情なども指摘した。

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相撲で言えば、日本が土俵際でうっちゃったね。内容的には完全にウルグアイのペース。決定的なチャンスを何度もつくられ、あわやの場面が目立った。ただ、後半追加時間での2得点は称賛されるべきだし、再スタートとしては良い勝利になったね。

一方でW杯でベスト32に終わった日本が、より強くなったチームには見えなかった。守りにもミスが出て、相手FWの質に助けられた。もっと俊敏な選手ならやられていた。しかもW杯優勝は過去2度とはいえ、ウルグアイは今回のW杯でカボベルデに勝てず、1次リーグ敗退。今は南米の強豪ではないんだからね。

日本の新戦力に目を向けると、確かに松木は代表デビュー戦で得点したけど、あれ以外は何もできなかったんじゃないか。時間の経過とともに、日本はベストメンバーへと交代していき、後半の終盤に行き着いたという感じだ。

親善試合で8人交代が可能だったからで、もし従来の5人交代だったら負けていたかもしれない。W杯も8人交代制にすれば、嫌みじゃないけど、日本が優勝する可能性も出てくるんだろうけどね。

来年のアジア杯まで続投が決まった森保監督は、日本協会から一つのチャンスを与えられたけど、そこでは優勝しか許されない。この日の最終盤で21歳の塩貝が得点したように、選手層をより厚くすること。今のベストメンバーから、どこまで進化できるかだよ。(日刊スポーツ評論家)

日本対ウルグアイ 前半、先制ゴールを決め駆け出す松木玖生(撮影・垰建太)
日本対ウルグアイ 前半、先制ゴールを決め駆け出す松木玖生(撮影・垰建太)