日本代表のバヒド・ハリルホジッチ元監督(66)が、解任された後の日本サッカー協会の記者会見で名誉を傷つけられたとして、日本協会の田嶋幸三会長と協会に慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日、東京地裁で開かれた。

 日本協会側は争う姿勢を示し、弁論でハリルホジッチ氏との契約上、今回の訴えの管轄権は国際サッカー連盟などにあり、東京地裁にはないと主張。そもそも田嶋会長の解任会見での発言は名誉毀損(きそん)に当たらないと主張した。ハリルホジッチ氏は出廷しなかった。