森保監督が率いたサンフレッチェ広島で3度のリーグ優勝を経験しているMF青山敏弘(32)が、恩師とともにカタールへの1歩を踏み出した。ワールドカップ(W杯)ロシア大会は、直前の親善試合に招集されるも右膝の負傷で離脱した。「W杯に出たかった。先輩方は(日本代表から)引退しているけど、そのモチベーションが今も続いているからここに来ている」と、4年後のW杯カタール大会を目指す気持ちをにじませた。

森保監督の人柄、戦術を知り尽くしているベテランは、日本代表で恩師の下でプレーすることに「うれしいですけど、森保さんの日本代表で勝ちたい思いの方が大きい。そのために必要だから自分が呼ばれてる」と覚悟を示した。宿舎で率先して選手間のコミュニケーションを図るつもりで「締めるところは締めて、グラウンドで攻撃のスイッチ、サイドチェンジのタイミングを伝えていければ」と、フィールド選手最年長は意欲的だった。