なでしこジャパンの高倉麻子監督(50)が、6月のワールドカップW杯フランス大会での優勝を新年の誓いとした。代表選手が顔をそろえた皇后杯決勝を観戦。延長戦にまでもつれた熱戦を「集中力が高く、良い試合だったんじゃないかなと思います」と笑顔で振り返った。

世界一を目指す勝負の年の幕が開いた。メンバーの絞り込みもさらに本格化させていく考えで「ポジション争いは激しくなってくると思います」と断言。11年ドイツ大会以来2度目の世界一へ向け「メンバーもここから本当に踏ん張れる、本当の苦しい時に誰が踏ん張れるかということを見ていきたいと思っているので、選手にとっては大変な戦いになると思いますけど、その先にやはり世界一というものが見えてくると思います」とタフさを求めた。

W杯イヤーの元旦の心境を問われると「すごく今から興奮して、とかはないですけど」と苦笑いしつつ「しっかりやっていかないといけないなという気持ちでいます」と引き締めた。「目標は7試合勝って世界一になることですけど、その前に1つ1つ課題をつぶしていかないといけない。選手と一緒に必死になって戦っていきたい。全員の力で、女子サッカー全体として、関わる人すべての力を集結して頑張れたらいいなと思います」と意気込んだ。