北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(25)が4日、東アジアE-1選手権(10日開幕、韓国)に臨む日本代表に選出された。

日本協会から発表された。4度目の招集(負傷による辞退を含む)で、「びっくりした」と本人も驚きのMFで初めて登録された。「(役割の違いは)まだわからない」としながらも、「目に見える結果を求めていきたい」と、常に目標に掲げる代表初得点を誓った。

今年3月の初招集からコンスタントに名前を連ねるようになっている。だが本人は「毎回、危機感がある」と、海外組中心の主力に食い込もうとアピールを続ける。今回楽しみなのが、同大会の韓国代表に選ばれているGKク・ソンユン(25)との韓国戦(18日)での初対決の実現。「決める自信はあります」とニヤリと笑った。

今はまず最終節ホーム川崎フロンターレ戦(札幌ドーム)に集中する。現在13得点でリーグ最多とは2点差。開幕前に公言していた目標の15得点と、逆転での得点王を諦めていない。常に口にするのが「チームあっての自分」。だから「チームで結果を残さないと」と意気込む。ルヴァン杯決勝で敗れた相手との今季ラストマッチなのも、士気を高める要因だ。「必ずルヴァン杯のリベンジをする」。優勝を逃した悔しさを晴らし、試合翌日からスタートする代表活動に笑顔で向かう。【保坂果那】