サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が1月1日、東京・国立競技場でタイ(同113位)との国際親善試合に臨む。史上初の元日開催へ、元代表MFの中村憲剛氏(43)がロールモデルコーチ(RMC)として参加。千葉市内で行われている合宿初日から30日までの3日間、言葉やプレーで経験を伝え「憲剛イズム」を注入した。
現役引退から3年が経過したが、代名詞の「止めて蹴る」は全く色あせていなかった。初日から内田篤人コーチとともに練習序盤のボール回しに混じった。3日目の活動では10対10の攻撃練習でサブ組のトップ下に入り、現役さながらのスルーパスを通した。惜しくもシュートを外すと、見学していたファンからは「ドンマイ、憲剛!」。一緒になってプレーすることで後輩たちの手本になった。
中村RMCと対峙(たいじ)したMF佐野は「首を振ったり情報を得たりすることを、息を吸うようにやっている、と言っていた」と目を輝かせた。初招集でA代表デビューを目指すMF伊藤涼も「周りに生かされるプレーも大事だよ、と言われた。意識して自分らしくやりたい」。言葉だけでなく、ともに動くから説得力が上がる。RMCの参画はA代表にとって初の試みで、さっそく元日に成果が期待される。【佐藤成】

