14年連続14度目の出場を果たした、地域リーグ関西1部のアルテリーヴォ和歌山(和歌山)が、関西大学(大阪)に敗れた。

前半は、熾烈(しれつ)な攻防戦が続いた。開始直後はパスがつながらず攻めきれなかった。それでも25分すぎからボールを保持。0-1の同30分にFW久保賢悟(28)が、1-2となった同39分にはMF田口遼(27)がゴールを決めた。2度リードされる展開を追いついて、2-2で折り返した。

後半は逆転を狙ったが、最後までペースを落とさない相手に主導権を握られた。後半2ゴールを許し、2点差で敗戦した。

2年連続で1回戦敗退に終わった。それでも海津英志監督(55)は、守備の意識が高まっていたことを評価。「やろうとしていることは間違っていないので。守備のやり方としては理解できて全員共有できたかな」とした。関西1部のリーグ戦に向けて気持ちを新たにした。

アルテリーヴォ和歌山は「NPO法人 和歌山からJリーグチームをつくる会」が運営する和歌山市のクラブチーム。25年までのJリーグ参入を目指すかたわら、地域の発展のためボランティア活動なども行っている。【竹本穂乃加】