W杯初出場のカボベルデ(FIFAランキング67位)が「無敵艦隊」スペイン(同2位)と0-0で引き分けた。

27本ものシュートを浴びながら、40歳12日のGKボジニャ(ポルトガル2部チャベス)を軸に堅守で乗り切った。アフリカ大陸の西に浮かぶ島国で人口約55万人、その面積は滋賀県ほどだ。今大会の最小国が、優勝候補から歴史的な勝ち点1を手にした。一方のスペインは、世界記録を更新する公式戦の連続不敗を32に伸ばしたが、優勝を狙う上で課題を残した。

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記録は達成した。だがそれだけだった。スペインは90分のパスゲームに終始した。ペドリを軸に両サイドの幅を広く使い、揺さぶりをかけ続けた。左DFククレリャがゴール前へ飛び出す形で何度か好機をつくったが、決定的というまでには至らなかった。唯一のビッグチャンスは前半39分の場面。ククレリャのパスからFWトレスが狙ったがゴールバーをたたいた。

会場からはブーイングが起きた。デラフエンテ監督は業を煮やし、負傷明けで温存したかった切り札となるFWヤマルを後半26分から投入。右からドリブルを仕掛けたが、常に二重のマークで来るカボベルデを切り崩すまでは至らなかった。消化不良の0-0。これでイタリア(31試合)を上回り、代表チームの公式戦連続無敗の世界記録(32試合)を樹立した。ただこの日のチームを「無敵艦隊」と呼ぶのは無理があった。

主将のMFロドリは「ポジティブな点は相手にほとんどチャンスを作らせなかったこと。ただ得点面を改善する必要がある」と反省した。デラフエンテ監督は相手の組織だった守りを称賛し「ここで勝つのがいかに難しいのか分かっている」。10年南アフリカ大会で初優勝した時も初戦(対スイス)は0-1と敗れ、苦いスタートだった。良薬口に苦し-。慢心が消え、ムードが引き締まったとなれば好材料かもしれない。

【詳細】スペインは初出場カボベルデとまさかの無得点ドロー 開催4試合全て引き分け決着