前回準優勝のフランス(FIFAランキング3位)がセネガル(同15位)を3-1で下し、白星発進した。前半はシュート1本と苦戦したが、後半から布陣変更で一変。FWキリアン・エムバペ(27=レアル・マドリード)が2ゴールと活躍し、W杯通算得点を歴代3位タイの14ゴールとした。
2012年から指揮を執るディディエ・デシャン監督(57)の采配がさえた。前半はエムバペの突破が何度も防がれ、トップ下で先発したFWウスマヌ・デンベレ(29=パリ・サンジェルマン)も低調だった。そこで、W杯通算20試合目の采配となった名将は後半から選手の配置を変更した。
デンベレを右サイドに移し、FWミカエル・オリーズ(24=バイエルン・ミュンヘン)を中央へ。オリーズの動きも一変し、後半21分にはオリーズのスルーパスに抜け出したエムバペが先制点を決めた。
スピード感が増し、同37分には逆襲速攻からFWブラッドリー・バルコラ(23=パリ・サンジェルマン)が追加点。その後に1点を失ったが、後半アディショナルタイムに敵陣中央でオリーズのパスを受けたエムバペが右足で鮮やかなミドルシュートを決めて勝ちきった。後半のシュート数は10本を数えた。
西ドイツを率いたシェーン監督のW杯歴代最多16勝にあと1勝と迫ったデシャン監督は「安堵(あんど)している。最初は少し不安だった。ウスマン(デンベレ)とミカエル(オリーズ)のポジションを変えたことが大きな違いを生んだ。決定的な勝利ではなかったが、このような形でスタートできたのは良かった」と語った。


