[ 2014年2月19日7時28分 ]

 ガッツポーズしながら順番に表彰台に跳び乗った。ソチ冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ男子団体のメダル授与式が18日夜(日本時間19日未明)、五輪公園であり、銅メダルを手にした葛西紀明選手(41)は「昨日すぐにもらいたかったが、やっと手に入ってほっとしている」と白い歯を見せた。

 傘を差して見守る熱心な観客の前に、4選手は晴れやかな表情で手を振りながら入場。1人ずつ壇上にジャンプする演出は、葛西選手の発案といい「ほかの競技の人たちと違うことをやりたかった」と笑った。

 伊東大貴選手(28)は「家族や友人、会社の人など支えてもらった人の思いが詰まっている」と感慨深げ。メダルを首に掛けられると、感触を確かめるように触ったり、じっと見つめたりした。

 団体のメダルは1998年長野五輪以来16年ぶり。竹内択選手(26)は「五輪のメダルは特別。子どものころから憧れていたので」としみじみと話した。最年少の清水礼留飛選手(20)は「ずっしり重たい。次は金メダルを取りたい」と屈託のない笑みを浮かべた。