各チーム戦力は拮抗もＪＯＭＯが一歩リード？

　こんにちは、村上睦子です。今回は、２６日に開幕するＷリーグの各チームの戦力と順位を予想してみたいと思います。

【ＪＯＭＯ】（昨シーズンレギュラーリーグ２位、ファイナル優勝）
　大神雄子（２１）吉田亜沙美（２１）の２人のガードに加え、インサイドの柱となる身長１９２センチの山田久美子（３０）は健在です。しかしこの３人に内海亮子（２４）を加えた４人が日本代表としてＡＢＣに出場しており、開幕当初は若手選手を起用しながら徐々にチームを組み立てていくという戦い方になるでしょう。とはいえ戦力の充実度は一番と見ます。

【シャンソン化粧品】（同４位、ファイナル準優勝）
塚野理沙、藤吉佐緒里（ともに２２）らの中堅選手の頑張りがポイントになります。昨年は大事なところで勝負強さが持ち味の相沢優子（３５）に頼る形になりましたが、相沢がチームをバックアップする形になることが理想です。そうなれば勝機は十分でしょう。

【トヨタ自動車】（同１位）
チームの中心選手だった榊原紀子が引退しました。この穴を埋めるのが富士通から移籍した矢野良子になります。勝負強さはリーグでも１、２を争う選手です。チームにいかにマッチできるかがカギになるでしょう。矢野に加えサマーキャンプで調子のよかった桜田佳恵（２５）らの得点が伸びてくるといい勝負ができると思います。

【アイシンＡＷ】(同７位)
今年も大ベテランの小磯典子（３５）が中心になるでしょうか。しかし小磯はスタミナの問題もあり、前後半通じて４０分フル出場できる選手ではありません。小磯を使うタイミングを図りつつ、若手の台頭が必須条件です。

【日本航空】（同６位）
日本代表の矢代直美（３１）高橋礼華（２１）に加え、ＪＯＭＯから移籍の長南真由美（２６）が加わり即戦力としてチームを引っ張っていく立場になるのでしょう。スクリーンプレーからの相手ディフェンスの崩しがすごくうまい日本航空だけに、相手の守り方を見ながら裏をかいたプレーでリーグを盛り上げるでしょう。

【デンソー】（同５位）
市川かおり、山岡五月の引退で戦力ダウンの感があります。しかしスピード感あるプレーをする日本代表のガード小畑亜章子（２７）と、同じく日本代表でポイントゲッターの高田真希（２０）を中心に、粘りあるデイフェンスから速い攻めへの展開ができれば勝ち星も増えるのではないでしょうか。

【三菱電機】（昨シーズンＷ１リーグ優勝。Ｗリーグに昇格）
　昨年の入れ替え戦で日立ハイテクを破り、４シーズンぶりのＷリーグ復帰となりました。今シーズンは挑戦の立場でリーグを戦うことになります。Ｗリーグ定着を目指して、思い切った試合をしてほしいと思います。

　ということで

1位　ＪＯＭＯ
2位　シャンソン化粧品
3位　富士通
4位　トヨタ
5位　デンソー
6位　日本航空
7位　アイシンＡＷ
8位　三菱電機

と予想してみました。各チームの戦力が拮抗していること、開幕前にアジア選手権があるため主力選手のコンディション調整が難しいことから、自信を持てる予想とは言いがたいところです（ゴメンナサイ）。正直言って、２位から４位までと、５位から８位までは順位をつけるのに相当、迷いました。この予想が当たるのか外れるのか。皆さんも9月２６日から全国各地で行われるＷリーグの会場に足を運んで、選手のプレーや勝敗に注目してみてください。