ジャカルタ・アジア大会男子400メートルリレー決勝で、山県亮太、多田修平、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の日本は金メダルを獲得した。

98年バンコク大会(大槻、窪田、土江、伊東)以来20年ぶりにアジアの頂点に輝いた。自己記録9秒91で今大会の男子100メートルも制した蘇炳添を要するアジアのライバル中国を下した。

バトンワークはほぼ完成の域に入る中で、個の強化に重点を置く。アジア記録となる37秒60を出した16年リオ五輪時と、今大会をともに走る3人も、当時から自己記録を伸ばしている。

山県 10秒05→10秒00

桐生 10秒01→9秒98

ケンブリッジ 10秒10→10秒08

リオ五輪では銀、17年世界選手権では銅メダルを獲得。世界のリレー強豪国の仲間入りを果たす中で、遠ざかっていたアジアのタイトルも得た。20東京オリンピックでは金メダルを目指し「37秒50」を切りを掲げる。今大会では初めて第2走者に多田を起用した。残り2年。リオ五輪から0・1秒を刻み出すため模索する。