<第90回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 歴代最多14回の優勝を誇る名門・中大が苦戦を強いられている。1区は14位。だが浦田春生監督(51)が「想定より3分ぐらい遅かった」と悔やむ2区で17位に順位を落とすと、巻き返すことが出来ないまま17位でフィニッシュした。

 昨年は5区で途中棄権。何とか予選会を勝ち抜いて、連続出場を「85年」(88回)に伸ばした。とはいえ、昨年10月の予選会も、12位通過。今回は記念大会で13位までが拾われたが、例年なら落選し、1世紀近く続く連続出場も途絶えるところだった。

 3日の復路は、シード権が与えられる10位の日大に、5分15秒遅れでスタート。「5分は厳しいけど、チャレンジします」と同監督は選手の奮起に期待した。