<第90回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)

 4年連続6区の明大・広瀬(4年)が、区間記録に迫る快走をみせた。序盤から飛ばし、終盤まで区間記録を20秒近く上回るハイペースを保った。

 「課題の終盤、平地に入ってからペースが落ちてしまった」と最後は5秒及ばなかったが、昨年の区間2位を上回り、ついに区間賞を獲得した。

 「毎年区間順位が上がったということは、少しずつ力がつけられたということだと思う。箱根に4年間出られて、大きなレースに臨む準備に慣れることができたのも収穫だった」。卒業後は大阪ガスに入ることが内定している。元日のニューイヤー駅伝で、大学の先輩がルーキー年から活躍している姿に刺激を受けた。「旭化成の鎧塚哲哉さんが区間賞をとって、コニカミノルタの菊地賢人さんは優勝のテープを切った。身近な先輩だし、僕もああいう活躍ができるように頑張ります」。区間賞の勲章をはげみに、さらなる飛躍を目指す。