日本からは安藤友香(23=スズキ浜松AC)、清田真央(23=スズキ浜松AC)、重友梨佐(29=天満屋)が出場。清田の16位が日本勢トップで、97年アテネ大会から続いた連続入賞が途切れた。

 安藤は17位、重友は27位だった。優勝はバーレーンのチェリモ。



順位選手タイム
 1チェリモバーレーン2.27.11
 2キプラガトケニア2.27.18
 3クラック米国2.27.18
 16清田真央日本2.30.36
 17安藤友香日本2.31.31
 27重友梨佐日本2.36.03


女子マラソン、2時間30分36秒の16位でゴールする清田(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間30分36秒の16位でゴールする清田(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間31分31秒で17位となった安藤(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間31分31秒で17位となった安藤(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間36分03秒の27位でゴールする重友(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間36分03秒の27位でゴールする重友(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間30分36秒で16位となった清田はゴール後に涙をぬぐう(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間30分36秒で16位となった清田はゴール後に涙をぬぐう(撮影・河野匠)
女子マラソン、ゴール後、うつむきながら引き揚げる16位の清田(右)と17位の安藤(撮影・河野匠)
女子マラソン、ゴール後、うつむきながら引き揚げる16位の清田(右)と17位の安藤(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間27分11秒で優勝したチェリモ(撮影・河野匠)
女子マラソン、2時間27分11秒で優勝したチェリモ(撮影・河野匠)

40キロ~

41キロ過ぎでケリモ(バーレーン)がトップに立つ。キプラガトとデッドヒート。

ケリモが2時間27分11秒で優勝。2位キプラガト、3位クラック

日本勢は清田がトップで、2時間30分36秒の16位。安藤は2時間31分31秒の17位。重友は27位


35~40キロ

35キロを過ぎたところで米国のクラックがスパート。集団は縦長になった。清田はなんとか食らいつく。

この5キロは16分20秒と一気にペースが上がる。先頭はキプラガト(ケニア)


30~35キロ

清田は時おり集団から遅れそうになるが、粘り強い走りで何度も食らいつく。大きく遅れることなく集団の後方に付けながら終盤に入った。

まだペースは上がらないまま。清田は先頭集団についたまま、35キロを通過した


25~30キロ

29キロ手前で先頭ディクソンに集団が追いつく。清田もこの集団に食らいついている。この5キロは17分49秒。ペースは依然スロー。先頭集団の後方につける清田は1秒遅れの15位で通過


20~25キロ

20キロ過ぎ、清田が第2集団の先頭につける。安藤と重友はやや集団から遅れ始める。25キロまでの5キロは17分33秒と依然スロー。清田は第2集団につけ、先頭から15秒遅れの15位。集団から遅れ、重友が先頭と48秒差の17位、安藤はさらに1秒遅れて20位通過した

女子マラソン、セント・ポール大聖堂を横目に走る清田(手前から3人目)(撮影・河野匠)
女子マラソン、セント・ポール大聖堂を横目に走る清田(手前から3人目)(撮影・河野匠)
女子マラソン、セント・ポール大聖堂を横目に走る重友(右)(撮影・河野匠)
女子マラソン、セント・ポール大聖堂を横目に走る重友(右)(撮影・河野匠)
女子マラソン、セント・ポール大聖堂を横目に走る安藤(中央)(撮影・河野匠)
女子マラソン、セント・ポール大聖堂を横目に走る安藤(中央)(撮影・河野匠)

15~20キロ

17キロ付近で第2集団からエチオピア勢がペースアップ。やや集団がばらけ始めるが、日本勢は食らいついている。

ディクソンが独走で20キロを通過。第2集団は30秒以上遅れて追う。清田は集団の前方で、先頭から36秒遅れの11位。安藤は清田から2秒遅れの16位、重友はさらに1秒遅れて23位で20キロを通過した

女子マラソン、ロンドンの街並みを横目に走る安藤(右から2人目)(撮影・河野匠)
女子マラソン、ロンドンの街並みを横目に走る安藤(右から2人目)(撮影・河野匠)
女子マラソン、ロンドンの街並みを横目に走る重友(右から2人目)(撮影・河野匠)
女子マラソン、ロンドンの街並みを横目に走る重友(右から2人目)(撮影・河野匠)
女子マラソン、ロンドンの街並みを横目に走る清田(右)(撮影・河野匠)
女子マラソン、ロンドンの街並みを横目に走る清田(右)(撮影・河野匠)

10~15キロ

大逃げのリベイロは沈んだ。先頭は英国のディクソンに代わる。ぐんぐんとスピードを上げ独走状態となる。

日本勢は大きな第2集団につけたままレースを展開。

清田は10位で15キロを通過。先頭からの遅れは22秒。清田から1秒遅れて、18位の安藤、21位の重友が続く


5~10キロ

依然リベイロが独走しているが、徐々に後続との差は詰まる。日本勢は後続の大集団につけている。

この5キロは17分55秒。ペースはスロー。8秒遅れで集団が追い、安藤は20位で10キロを通過した。重友も31位、清田は35位でともに集団に残っている


0~5キロ

ポルトガルのリベイロがいきなり飛び出し一人旅。日本勢は大きな第2集団の前方に位置取る。

先頭リベイロは17分39秒で5キロ通過。第2集団は20秒以上遅れて通過した

女子マラソン、並んで集団を走る清田(手前)と重友(撮影・河野匠)
女子マラソン、並んで集団を走る清田(手前)と重友(撮影・河野匠)
女子マラソン、集団で走る安藤(撮影・河野匠)
女子マラソン、集団で走る安藤(撮影・河野匠)

スタート

タワーブリッジから一斉にスタート。安藤はディババら有力選手とともに、最前列の6人に選ばれた。

女子マラソン、タワーブリッジをスタートする選手たち(撮影・河野匠)
女子マラソン、タワーブリッジをスタートする選手たち(撮影・河野匠)
女子マラソン、集団で走る、左から清田、1人おいて重友、1人おいて安藤(撮影・河野匠)
女子マラソン、集団で走る、左から清田、1人おいて重友、1人おいて安藤(撮影・河野匠)

◆有力選手と日本人選手◆

選手名 年齢 国または所属 自己ベスト

安藤友香(23=スズキ浜松AC)2時間21分36秒

清田真央(23=スズキ浜松AC)2時間23分47秒

重友梨佐(29=天満屋)2時間23分36秒

ユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)2時間21分19秒

マレ・ディババ(27=エチオピア)2時間19分52秒