陸上男子の多田修平(21=関学大)が20年東京五輪のアンカーに意欲を示した。27日、横浜市内で行われた日本選手権リレーの男子400メートルリレー予選に関学大のアンカーとして出場。下位でバトンを受けるも、一気に相手をまくり、2着でチームを今日28日の決勝進出に導いた。

 充実した表情で「アンカーは好きですね」と振り返り、日本代表でも「いけるならやってみたい」と名乗りを上げた。今夏の世界選手権では1走で銅メダル獲得に貢献したが、本来はカーブが苦手という。東京五輪まであと1000日まで迫ったが「実感はまだない」と苦笑い。「来年は9秒台を目指す。冬季もしっかり練習を積みたい」と力を込めた。