男子円盤投げは、25歳の湯上剛輝(トヨタ自動車)が5投目で62メートル16の日本新記録を樹立し、初優勝を果たした。3投目の61メートル02で、堤雄司が持っていた60メートル74の日本記録を更新。4投目、5投目とさらに記録を伸ばし、自己記録59メートル30を3メートル近く上回った。

 生まれつき両耳がほとんど聞こえず、滋賀・守山高1年で競技を始めた。アジア大会代表選考条件を満たし「(日本記録は)むちゃくちゃうれしい。メダルを目標にしたい」と意気込んだ。