新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、陸上男子100メートルの山県亮太(27=セイコー)は米国合宿を早期で切り上げ、帰国することになった。19日、所属先が発表した。

米国で拠点としていたフロリダ州のIMGアカデミーは短期利用の選手の出入りを禁止し、それにより、山県も施設を使用できなくなったという。近くに使用可能な練習施設がなく、帰国を選択した。

山県は「突然のことでしたので、不本意な形で早期に切り上げることになり大変残念ですが、順調にトレーニングは行えておりましたので、場所が変わっても意識していくことは変えずに、引き続き試合に向けた準備を続けて、最善を尽くしていきたいと思います」との談話を発表した。本来であれば、中止となった4月上旬のフロリダリレーに出場後、日本に戻るはずだった。

今後は国内で調整し、4月29日の織田記念国際(エディオンスタジアム広島)で、今季初戦に挑む予定。