昨夏の東京オリンピック(五輪)100メートル金メダリストのラモントマルチェル・ヤコブス(27=イタリア)が、筋肉の損傷により、5月28日のダイヤモンドリーグを欠場する。イタリア陸上競技連盟(FIDAL)が24日に発表した。

FIDALによれば、今月19日にイタリア・サボナで開かれた大会に出場した際、筋肉を負傷したという。「今はコーチとともにローマに残り、負傷の完治を進めている」と説明した。

ヤコブスは東京五輪の男子100メートルで、欧州新記録となる9秒80(追い風0・1メートル)を打ち立て、イタリア勢初の100メートル金メダルをもたらした。

今年3月の世界室内選手権でも、クリスチャン・コールマン(26=米国)を破り、60メートルで優勝。7月の世界選手権(米オレゴン州)での活躍が期待されている。