工藤公康

西武対ソフトバンク パ・リーグ優勝を決め胴上げされるソフトバンク工藤監督(中央)
西武対ソフトバンク パ・リーグ優勝を決め胴上げされるソフトバンク工藤監督(中央)

2年ぶりリーグ優勝。ソフトバンク工藤監督が泣いた。初めての涙だった。それには訳がある。8月1日、守護神サファテが起用方法でブチ切れていた。一夜明け、サファテは監督室を訪れ「申し訳ない」と謝罪してきた。指揮官は怒るどころか「お前にそういうことを言わせてしまった。俺は反省している」と頭を下げた。絆が深まった。この日から首位に立った。昨季は最大11・5ゲーム差をひっくり返されてV逸。この屈辱をバネに、チーム崩壊の危機も乗り越え、リーグ最速Vを成し遂げた。横浜との日本シリーズは4勝2敗で日本一に輝いた。監督の手も温かかっただろう。

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<プロ野球・2017年9月17日掲載>