川上哲治

- 巨人対南海日本シリーズ5 南海を4勝1敗で破り日本シリーズ9連覇を達成した川上哲治監督(中央)
打撃の神様、巨人V9監督の川上哲治さんに「プロ野球選手として一番大事なことは?」と聞いた。「球際に強いこと」。即答だった。「監督時代、ミーティングで口やかましく『球際に強くなれ』と言ってきました」と続けた。平たく言うと、1球にかける執念の強さ。1球だけでなく1イニング、1試合に全力を傾ける。あきらめずに何とかしようとする。お金を払って見に来てくださるお客さんのためにも、プロ野球選手は球際に強くなければいかんというのが〝神様〟の信念だった。取材前日の7日、西武がオリックス戦で7回まで1-8、この7点差をひっくり返したのだ。「これぞまさしく『球際に強い』ことなのだ」と。〝神様〟の言葉は重い。
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<プロ野球・1998年6月8日掲載>



