奥原希望

リオ五輪バドミントン女子シングルスで銅メダルを獲得した奥原希望(右)。左から銀のプサルラ、金のマリン
リオ五輪バドミントン女子シングルスで銅メダルを獲得した奥原希望(右)。左から銀のプサルラ、金のマリン

心の底からは喜べなかった。奥原希望。不戦勝でのリオ五輪銅メダル。バドミントンシングルスでは男女通じて五輪日本選手初となる表彰台も「メダルには届いたが、終わり方が残念。もう1試合自分らしい試合がしたかった」。対戦相手はロンドン五輪金メダル中国の李だったが、左膝負傷のため棄権した。だが奥原の偉業に変わりはない。高3で左膝半月板損傷手術、翌年は右膝半月板で手術。まさに血と涙と猛練習でたどり着いた場所だった。「次は絶対にタカマツ先輩が上がったあの舞台(表彰台の頂点)に立つんだという気持ちです。先輩たちが流した涙は格好良かった」。東京2020に最高の笑顔は持ち越しだ。のぞみは必ずかなうと信じよう。(/_;)

<リオ五輪(バドミントン)・2016年8月20日掲載>