アンニョンハセヨ~! 暑い日が続きますが、お元気ですか? アン・シネです。「アン・シネのサランヘヨゴルフ」。今週のテーマは「夏のゴルフ」。熱中症に気をつけて、気持ちいい汗、いっぱいかきましょう。


「喉が渇いたな」と思ってから飲むのではtoo late
「喉が渇いたな」と思ってから飲むのではtoo late

 「ミ~ンミンミン!」とうるさいくらいのセミの声。青空と白い雲、緑の芝のコントラストが美しい夏のゴルフ場ですが、なんといっても暑い! でも、プレーしたいですよね。そんなとき、気をつけたいのが熱中症と日焼けです。水分を十分に持って、コースに出ましょう。「喉が渇いたな」と思ってから飲むのでは too late。小まめに水分補給をしましょう。氷嚢(ひょうのう)に氷を用意して、首を冷やすのも効果的です。どちらもすぐに温まってしまうので、小さな保冷バッグに入れて、カートに積んでおくのがいいでしょう。水だけでなく、塩分も忘れずに。ワタシは、アミノ酸も含めてサプリをとりながらプレーしています。キャップでもハットでも帽子は絶対必要ですよ。

 日焼け止めも大事です。年配の男性ほど、その習慣がないようですが、皮膚がんのリスクも大きいですからね。日傘も効果的です。日焼け止めが汗で流れたら、塗り直してくださいね。


ラフから出せるクラブかそれより短いクラブでできる一番いいコースマネジメントは何かを考えましょう
ラフから出せるクラブかそれより短いクラブでできる一番いいコースマネジメントは何かを考えましょう

 意外に忘れがちな夏ゴルフの準備が整ったら、コースでのlessonです。おひさまを十分に浴びた元気いっぱいの夏のラフの対処法をお話ししましょう。

 まず、夏のラフはすごく強いということを忘れないこと。そこからの脱出を第一に考えます。無理して、もう1度、ラフからのショットをしなければならないということだけは避けたいものです。

考える順番は

 <1>ラフから出せるクラブは何か

 <2>そのクラブか、それより短いクラブでできる一番いいコースマネジメントは何か。

ということです。<1>と<2>を逆にしてはいけません。より遠くへ飛ばすこと、グリーンに乗せることを先に考えると大失敗します。欲を出さずにレイアップする勇気も大切です。

 ラフからのショットで難しいのは、クラブフェースとボールの間に芝が挟まってしまうこと。ヘッドがボールに直接、コンタクトできないと、どんな球がどれほど飛ぶのかが打つ前にわかりません。では、どうするか。私は、なるべくフェースとボールの間に芝が入らないように、アドレスでボールをいつもより右側に置きます。体も開いて、よりボールの近くに立つ。これで、ボールが上がりやすくなります。


なるべくフェースとボールの間に芝が入らないように
なるべくフェースとボールの間に芝が入らないように

 もうひとつ、考えなくてはならないのがフライヤーです。通常、ボールはフェースとコンタクトすることでバックスピンがかかります。ところが、先ほども書いたように芝が挟まることで、これがかからなくなり、思った以上にボールが飛んでしまいます。これが、フライヤー。ある程度以上のヘッドスピードの方に起きやすい現象ですので、くれぐれも気をつけて。ワナがいっぱいのグリーン奥にいかないためには、番手を下げるマネジメントが必要なこともあります。体力だけでなく、頭も使う夏のゴルフ、ぜひ、楽しんでください。