どーもです。今日紹介するのは、ミズノの世界戦略モデルでもある「ST」シリーズの「ST200」ドライバーです。昨日紹介した「ST200X」とどっちが元になっているのかはか分かりませんが、少なくともこ「ST200X」にはFW、ドライバーとラインアップされているので、「ST200X」シリーズが日本人の使用を意識してモノかもしれませんね。では、この「ST200」はどんなドライバーなのでしょうか。早速、いってみましょう!


まずは見た目から。


昨日紹介した「ST200X」ドライバーとデザインはほぼ一緒ですが、この「ST200」ドライバーにはネック側のウエートが装着されていません。そう考えると、この「ST200」が基本で、「ST200X」はウエートを装着することでつかまりを良くしたのかなと想像しちゃいました。

フェースですが、まだかろうじてちょうどいい感じかな。でも、ちょっと意外だったのは「ST200」ドライバーのほうが気持ちシャローに見えたんですよね。トップラインがよりフラットになっていたように感じました。

ボディですが、横から見ると「ST200X」とは別モノなのかな…って。ややシャロー気味で、後部が気持ちコンパクトにも見えたりして!?

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は「ST200X」ドライバーとほぼ同じ大きさだと思います。で、「ST200X」ドライバーで感じた逃げ顔の件ですが、やっぱりそう見えるんですよね…

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「ツアーAD GM-200 D」Sフレックスシャフト装着モデル。スペックは、ロフト角9.5度、ライ角56.5度、長さ45.5インチ、総重301g、バランスD3。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量54g、トルク5.2、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、重量的にはまあ今となってはいい感じかな。グリップはちょうどいい感じ。「ST200X」ドライバーと比べると気持ち太め。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスらしい硬さです。「20 MFUSION D」に比べると全体的にしっかり感がありますね。しなりポイントは中間よりもやや先あたりに感じました。ワッグルしてみると、手元がしっかりした感じですが、「20 MFUSION D」との大きな違いは先端部がしっかりしているところに感じました。素振りしてみると、しっかり感があってよりシャープに振れそうなイメージでした。


実際に打ってみると、「おやっ!?」でした。見た目でフェースが開いて見えたのとヒール側のウエートがないことからも、つかまりを抑えられていることは視認できていましたが、分かった上で打っても、しばらくはスライスを連発。ボクの場合、フェースの開閉が大きいのですが、明らかにフェースが開いてしまうと、閉じられないんですよね。テークバックでフェースが開かないように引く意識が必要でした。ある意味アバウトには打てないモデルなか。そう意味では、最近増殖中のなんでもかんでもクラブが仕事してくれるモデルとは一線を画するモデルかな。ある程度スイングで球をつかまえられる人向け。あと10歳若かったら「おっ!!」と思いそうですが、今のボクにはややハードさが先に来てしまったのは否めません。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.4m/s、初速61.6m/s、打ち出し角14.9度、バックスピン量2135.7rpm、サイドスピン-58.9rpm、飛距離245.5y

【ベスト】

HS42.3m/s、初速61.5m/s、打ち出し角16.1度、バックスピン量2018.6rpm、サイドスピン-144.4rpm、飛距離247.7y


打感はソリッド系。昨日紹介した「ST200X」とそれほど大差はありませんが、シャフト差異の影響か、ちょっとだけ弾き感が強かったように感じました。打音はやや高め。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高弾道と言えるでしょう。ロフト角9.5度ですが、いいスイングでいい当たりをすれば「ST200X」並に球は上がります。でも、当たり場所によってバラバラ。もちろんこれはボクのスイングのせいですが、いわゆるオートマチック系モデルになれてしまったボクには、普段いかにクラブに助けられているのかを痛感しましたw スピン量は総じて少なめかな。


出球傾向は、ボクのスイングで、ほぼストレートから軽いフェード系。いわゆるオートマチック系とは違うつかまりで、むしろつかまえるためにフェースを開かずに引くという、一見矛盾しそうな意識がいるようにも感じました。


シャフトフィーリングですが、結構しっかり感がある感じ。もちろん「20 MFUSION D」よりも全体的にしっかり感があります。特に先端部がよりしっかりした感じでしたね。先端部はピンピンした感じで、「20 MFUSION D」よりは弾き系だったかな。


今回ボクが試打した限りでは、HS40~43m/s辺りにオススメ。いわゆるオートマチック系とは一線を画するモデル。“ハード”“操作性が高い”とはまた違う印象ですが、いずれにせよオートマチック系でないことだけは確か。ある程度スイングで球をつかまえられるヒッタータイプ向けでしょう。普段いかにクラブに助けられているかを実感(痛感?)させられそうなモデルでした。


日本のアマチュアゴルファーの7割がスライサーなって話もありますが、もしそうだとすると「ST200X」は間違いなく日本向け。ワールド事情はわかりませんが、世界戦略モデルということを考えると「ST200」が世界戦略モデルなのかなって思っちゃました。

<ミズノ「ST200」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:8▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=α-βチタン合金(Ti811)、フェース=β系チタン(2041Ti)、バックウエート=アルミニウム合金(AL6061)、クラウン=カーボン

■シャフト(重量/トルク/調子):「ツアーAD GM-200 D」(S=54.0g/5.2、SR=52.5g/5.2/中調子)

■価格:「ツアーAD GM-200 D」装着モデル1本6万5000円+税


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