どーもです。今日紹介するのはPINGのニューモデル「G425」シリーズFWから、「G425 LST」FWです。昨日紹介した「G425 MAX」FWはオートマチック系かつぶっ飛びという、ある意味究極の1本でした。スピン量を軽減する「LST」だけに、このFWは更なる飛びも期待できますが、いかんせん見た目が・・・!? 何はともあれ、いってみましょう!
まずは見た目から。
ヘッド体積的には先代よりも6cm3大きくなっていました。でも、やはり小振りに見えませんか!? ウエートの色が「G425 MAX」とは若干違うブラックの処理ですが、重量が違うのでしょうか!?
フェースはかなりコンパクト。「G425 MAX」に対してもトゥ・ヒール方向に若干コンパクトに見えました。
ボディですが、「G425 MAX」に対して明らかにコンパクトですね! そして、気持ちディープにも見えました。
後ろ姿です。
構えてみるとこんな感じ。かなり小振りで、クラウン形状が三角おむすびのように見えました。かなりシビアそうな見た目で、個人的には「ボクで打てるかな!?」と感じてしまうくらいシビアでした。
今回試打したモデルは、オリジナルシャフト「ALTA J CB SLATE」SフレックS装着モデルの3W。スペックは、ロフト角14.5度、ライ角57.5度、長さ43インチ、総重量317.7g、バランスD2。ヘッド体積165cm3。シャフトスペックは、重量54g、トルク4.5、中調子。
持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまずですね。グリップも良い感じの太さでした。シャフトを手でしならせてみると、感覚としては「G425 MAX」と同じようなしっかり感で、しなりポイントもほぼ真ん中辺りでした。ワッグルしてみると、これも動き方は「G425 MAX」とほぼ同じイメージですが、素振りしてみると、より切り返しでヘッドを感じられ、ボク的には「コレだよ、コレ!!」でした。
実際に打ってみると、1球目こそ240yオーバーを記録しましたが、見た目が結構小さいので、どうしてもその辺が気になってしまい、2、3球目も決して悪いショットではありませんが、1球目ほどいい当たりではなかったです。でも、「G425 LST」もほぼ「G425 MAX」並みの球の上がり方で、正直そこにはビックリ。1度気になると過度に気になってしまうのはボクだけですかね?
弾道はこんな感じで
その各球データはこちら。
【3球平均】
HS42.5m/s、初速60.6m/s、打ち出し角17.1度、バックスピン量3125.8rpm、サイドスピン-437.4rpm、飛距離237.2y
【ベスト】
HS43.9m/s、初速60.2m/s、打ち出し角17.0度、バックスピン量2737.0rpm、サイドスピン-78.2rpm、飛距離242.5y
打感はマイルドさもある弾き系。矛盾した表現かもしれませんが、弾き感がありながらも、ボールのつぶれ感も感じられるといったイメージです。音はやや高めですが、「G425 MAX」FW同様ドライバーよりは気持ち低め。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら。
弾道は文句なしの高弾道!! ドライバーでは「G425 LST」の方が、気持ち高さが抑えられていたようなイメージでしたが、FWでは「G425 MAX」並みの上がり方ですね。さらに、ビックリです。相変わらずスピン量はバラバラですが・・・(汗)
出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。結果だけみれば、「G425 MAX」とほぼ変わっていませんでした。
振り感ですが、この「G425 LST」もかなりシャープに振れる印象ですね。そして、切り返しのヘッド感も良い感じ。バッチリボクの好みですが、いかんせん見た目が小さい!! 全ての好みを満たしてくれる1本には、そうそう出会えるもんじゃないってことですかね。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにオススメ。ぶっちゃけ「G425 MAX」FWとほぼ変わらない弾道イメージでした。LSTならではのスピン量の少なさも、平均すればドライバー同様約200rpmほど少ないのですが、3球約2700rpmもあれば、約3800rpmもありました。ここまで来ると完全に打ち方の問題なんでしょうけど・・・!! 言い訳に聞こえそうですが、ここまでクラウンが小さいとちょっとシビアそうに感じてしまい、ボクは結果に悪影響を及ぼしていました。個人的には「G425 MAX」に軍配でした。
<PING「G425 LST」FW>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:10▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:7▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8
■ヘッド:ボディ=17-4ステンレス、フェース=FORGEDマレージング綱C300
■シャフト(重量/トルク/調子):「ALTA J CB SLATE」(X=62g/3.5、S=54g/4.5/中調子、SR=49g/5.0/中先調子、R=44g/5.4/先調子)。「PING TOUR 173-55」(S=51g/3.7、SR=47g/3.8/中調子)。「PING TOUR 175-65」(X=62g/3.2/手元調子、S=57g/3.4/中元調子、R=53g/4.3/中調子)。「PING TOUR 175-75」(X=76g/2.8/手元調子、S=70g/2.9/中元調子、R=64g/3.3/中調子)。「ALTA DISTANZA」(38g/5.9/先調子)。「Speeder EVOLUTION VII」(569S=55.5g/4.8/先中調子)。「TENSEI CK Pro Orange」(60S=63.5g/3.5/元調子)。
■価格:「ALTA J CB SLATE」「PING TOUR 173-55」「PING TOUR 175-65」「PING TOUR 175-75」「ALTA DISTANZA」装着モデル1本4万7300円。「Speeder EVOLUTION VII」装着モデル1本6万500円。「TENSEI CK Pro Orange」装着モデル1本6万3800円。※全て税込み