どーもです。ピンのニューモデル「i210」「i500」アイアンと「GLIDEフォージド」ウエッジを試打できました。「i200」アイアンの後継モデルですが、先代試打時に比較すると、ボクの調子があまりにも悪くて・・・。今ひとつ芯を食っていない手応えでしたが、これもごく普通のアマチュアということでお許し下さい! いきなり弱気な発言ですが、先代試打時のレポをみて、全く飛距離が違うので、正直「打ち直したほうがいいかも・・・」なんて思いました。でもまあ、これも結果ですからね。そんな感じのレポになりますが、お付き合い下さい!


まずは見た目から。


構造的には、先代同様ディープアンダーカットキャビティです。ポケット部分にエラストマーCTPを採用しているのは先代同様ですが、その先代よりも約30%大きく、約50%柔らかくなっているようです。

フェースは、やや小振り。形状的には、先代とほぼ同様ですね!

ソール幅は、フェースの大きさに対して適当な幅かと思います。先代とも同じ幅だと思います。

ネックは、ストレート。先代に比較すると、かなり低重心を意識したモデルのような形状になっていました。また、バンスもしっかり設定されていました。

構えてみると、こんな感じ。トップブレードが薄く、見た目的にはかなり難しそうな印象ですね。この辺は、先代と一緒。先代との違いは、フトコロですかね。「i210」は先代よりもフトコロが深めで、つかまりがよさそうなイメージでした。

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」Sフッレクス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角33度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量408g、バランスD1。シャフトスペックは、重量106.5g、トルク1.7、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。


まず持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップもやや細めですね。振り感的には、切り返しでタメを作ってくれるけど、シャープに振れるイメージですね。


実際に打ってみると、出球を見る限りスピン量が多めな感じでした。これはクラブのせいなのか、それともボクの打ち方によるのか、判別が難しいところです。かなり低重心モデルのようですが、打ち込むイメージだと若干吹け上がるような感じでしたが、レベルブローを意識するとダフルという負のスパイラルでした。ボク的にはいつものスイングのつもりでしたが・・・。結果だけみると、先代との差はスピン量。なんと1000rpm近く増えていました。先代に比較すると明らかに低重心モデルのはずですが、スピン量がこれだけ増えるとは・・・。自分のスイングが変わってしまったことを疑うしかないですよね・・・(汗)


スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS39.0m/s、初速49.7m/s、打ち出し角18.2度、バックスピン量5676.3rpm、サイドスピン-1057.9rpm、飛距離156.0y

【ベスト】

HS39.1m/s、初速49.8m/s、打ち出し角19.0度、バックスピン量5901.3rpm、サイドスピン-848.8rpm、飛距離156.8y


打感は、マイルド系。芯を食った感覚はあって、ボールのつぶれ感を存分にかじるイメージで、ムニュッとしたイメージは先代同様です。音も、切れの良い中高音系でした。


弾道はこんな感じで、


そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には、高弾道です。レベルブローでもしっかり球が上がるイメージですが、ボクはレベルブローを意識すると若干ダフリ気味でした。まぁ、それでもしっかり球は上がっていました。いつも通りのスイングでも球は上がりますが、なぜかスピン量が・・・


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系ですが、先代に比較するとやや強めかな。つかまりが良くなっている感じでしたね。


シャフト挙動と振り感ですが、切り返しでタメを作ってくれる感じですね。先代ではヘッド重量をそれほど感じませんでしたが、「i210」ではややヘッドを感じやすくなっていたように思います。


今回ボクが試打した限りで、このスペックでHS42~43m/sあたりにオススメ。飛距離だけみれば「i200」に軍配ですが、それはボクの調子やスイングのせいかもしれません。「i210」は、ボクにはスピン量が多すぎるイメージでした。自分のスイングを棚に上げて結果から判断すれば、よりレベルブローで打てるタイプに合いそうなモデルのように感じました。「G400」ドライバーもスピン量がやや多めになっていたことを考えると、ボクの感想もあながち的外れではないと思いたいです。


<ピン「i210」アイアン>

■KAZ’s インプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9

■ヘッド:431ステンレススチール

■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO950GH」(S=98g/1.9、R=94.5g/2.0/中調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR105」(X=112g/1.6、S=196.5g/1.7、R=103g/1.9/元調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR120」(X=120g/1.6、S=114g/1.7/中元調子)、「ダイナミックゴールド」(S200=129g/1.6/元調子)。※標準シャフト

■価格:スチールシャフト装着モデル各1本1万8000円+税。カーボンシャフト装着モデル各1本2万1000円+税。