どーもです。今日紹介するのは、Gravity「WAC LS-01」ドライバーです。昨日紹介した「WACWAC-7」ドライバーはマジぶっ飛びモデルで、テンションアゲアゲ状態になってしまいました。やっぱり、飛ぶとテンション上がりますね(笑)そのテンションで試打した「WAC LS-01」ですが、見た目からちょっと手強そうなオーラでしたが…。というわけで、早速いってみましょう。


まずは見た目から。


見た目的には、昨日の「WACWAC-7」よりもややディープを意識した形状に見えました。

フェースはセミディープ。トップライン中央部が高く設定されているので、そう見えたのかもしれません。

ボディはディープといってもいいかな。かなりファットな印象で、ミドルバックでした。

後ろ姿です。この「WAC LS-01」もヘッド後部がウォールになっていて、そこにウエートが配置されていました。

構えてみるとこんな感じ。ディープボディの影響か、クラウンの投影面積は小さめで、マイドライバー「DIRETTO」にも似たような感じでした。ヘッドを見る限りでは「WAC LS-01」のほうが「WACWAC-7」よりも、ヘッド体積は小さいような印象を受けていました。

今回試打したのはGravity「WACCINE compo TOXOID 60」SRシャフト装着モデルのスタンダードポジション。スペックは、ロフト角10.2度、ライ角60.8度、長さ45.9インチ、総重量308.7g、バランスD0。ヘッド体積430cm3。シャフトスペックは。重量58g、トルク5.5、中元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまず。最近の流行からはやや重めに位置するかもしれませんね。グリップが気持ち細めに感じたけど、まあ、これはボクが太め好きだからですかね。長さ的には、見た目でも「WACWAC-7」よりも1インチ短いのはわかりました。シャフトを手でしならせてみると、「WACWAC-7」に装着の「WACCINE compo GR451」と同じSRフッレクス表示ですが、「WACCINE compo TOXOID 60」のSRのほうがしっかり感がありました。しなりポイントは真ん中よりもちょい手元側。ワッグルしてみると、ヘッドの動き幅はより小さめだけど、手元から動く感じでした。素振りしてみると、より手元にしっかり感がある感じで、ちょっと振る必要がありそうな気配も…


実際に打ってみると、ん~、これは「WACWAC-7」とは真逆かもしれません。ある程度HSがあって、しっかり振っていけるというか、たたけるタイプの使用を意識したモデルに感じました。ボールの上がり方も結構シビアかな。イメージ的には高めの中弾道といった感じ。出球的には弾丸ライナー系で、とにかく強弾道イメージ。弾道イメージのスピン量は2200rpmくらいに感じたけど、データ的には2800rpmあたりだったので、適性量でした。打つ順番が逆だったかも…w

これはこれで弾道のヨレ感がなく、かなりの強弾道イメージに加え、腐れフッカーのボクが打っても、直進性が高いイメージでした。プッシュアウトこそ出ますが、引っ掛けはよほどでないと出ませんでした。「WACWAC-7」のラクラクぶっ飛びの後だと、印象的にかすんでしまったかも…かな(汗)


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS43.4/s、初速62.9m/s、打ち出し角12.7度、バックスピン量2880.7rpm、サイドスピン-178.2rpm、飛距離247.8y

【ベスト】

HS43.8m/s、初速63.4m/s、打ち出し角12.0度、バックスピン量2833.6rpm、サイドスピン-366.3rpm、飛距離248.5y


打感は弾き系。「WACWAC-7」の分厚いインパクトを体験したあとだったからもしれませんが、その分を差し引いても弾いているような感じでした。音もやや高めかな。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラック弾道データはこちら


弾道的には高めの中弾道。かなり男前で、ロフトのわりには、ある程度たたかないと上がりづらいかもしれません。スピン量は前述通りです。


出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレートから軽いドロー系。ある程度スイングでつかまえられたほうが良さそうな気配も感じました。


シャフトフィーリングと振り感ですが、結構しっかりした印象です。「同じSRフレックスでこんなに違うの?」と思ってしまうほどでした。結構パキッとした感じがあって、より手元のしっかり感を強く感じましたね。詳細は明日まとめて書きます。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低でもHS42m/sは欲しい感じ。その上で、しっかりたたけるヒッタータイプ。このマッチングでスインガータイプの使用は、ちょっと厳しいかもしれません。でも、意外とミスヒットの寛容性は確保しているような印象もありましたね。見るからに「たたいてください!!」といった感じですが、実際にもその見た目通りの1本でした。

<Gravity「WAC LS-01」ドライバー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9.5▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:9.5▽ミスの許容度:9.5

■ヘッド:ボディ=6-4チタン、クラウン=カーボン、フェース=DAT55

■価格:ヘッド単体6万8000円(税別)