鍋島海良(熊本・菊陽中3年)がイン全ホールを「4」で上がる珍しいスコアで回り、1位で決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に進出した。

 「前半はすごく悪いゴルフをした。9番で4パットしてしまった(トリプルボギー)」と、41をたたく不本意な出来。インに入ってパー3で2つボギーにしたが、あとは粘り、16番パー5でバーディー。18番パー5を迎え「そこまで全部4だったので、絶対取ろうと思った」と、気迫のバーディーで思惑通りの36をマークし、5オーバー77で切り抜けた。

 熊本在住で、小4の時に近所の熊本空港CCで行われた女子ツアーのライフカードレディス(現KKT杯バンテリンレディス)を観戦に行って「選手が格好良かったので、ゴルフをしたいと思った」と、始めたという。この大会は初めての出場で、決勝大会に向けて「自分のベストを尽くして、上位に入りたい」と意気込んでいた。